2017年02月27日12時38分 に初出の投稿

河本孝之Takayuki Kawamoto

Last modified: 2017-02-27 12:38:54

Facebook で、ヨーヨーマが再びシルクロードをテーマにイベントを立ち上げているのを見かけた。コメントが一つだけぶら下がっているので読んでみると、以下のような文章であった(引用としては表示ユーザ名を表記するべきかもしれないし、何もあげつらうだけの目的で引用するわけではないのだが、いちおうユーザ名は伏せておく)。

映画、いいですね。地方にいるとなかなか機会がなくて…。
テレビは観ようと思います。情報ありがとうございます。
昨日、八戸のBOOK・OFFで大修館の大漢和辞典がなんと1冊500円で売られていました。何故か3、5、8巻だけ…(>_<)
私は全巻セットで持っているのですが…なんだか悲しくなって。初版ではなかったです。

Yahoo! 知恵袋や Twitter にも、こういう人がいる。タイムラインに流れてくる投稿が、全て「自分に対して向けられたもの」であるかのように対応してしまうのだ(後半の、どうでもいい一人語りにも何か「病的」な傾向は見られる)。これを「なんとかかんとか症候群」などと名付けるのは簡単だし、こういう反応の異様さをここでこうしているようにあげつらうのは簡単なことだ。しかし、どうして人がこんなことをしてしまうのか、あるいは「こんなこと」と蔑んだり同情するべきかどうかについて、まともな論説を読んだ試しはない。小説でもいいが、何か成果を期待したいものだ。

もとより凡俗の思考や文章というものは、このていどである。何度か他の場所で書いたこともあるが、僕が20年くらい前に父親の手伝いでワープロのオペレータをしているとき、関西電力学園さんのテキスト、新家工業さんの労働組合が発行している冊子など、色々な企業の発行物を入力した。そして、記憶に頼る限り殆ど全ての方は、僕から見て大人が書くような文章を書いていなかった。誤字脱字、誤用、原稿用紙の使い方を知らない、あるいは単純に字が汚いといったことから、文章表現の稚拙さや論旨のはっきりしない点まで含めて、恐らくは大多数の人物が学部くらいは出ている筈だが、同じ凡俗の一員にすぎない僕から見ても嘆息せざるをえない状況だった。しかるに、よく国際比較で日本を始めとする国々の識字率が高いという話があるけれど、その実態はこのていどだということである。たぶん、ガキに哲学を教えているフランスでも似たようなものだろう。ガキに哲学を教えたところで、「はなくそ」だの「ちんこ」だのと言う代わりに、哲学的にバカげた話をするというだけのことである。

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