2017年02月03日13時18分 に初出の投稿

河本孝之Takayuki Kawamoto

Last modified: 2017-02-03 13:18:18

ただいま、ドメインは5つ運用している。「所有」とか「取得」と言いたい気分ではあるが、どのみち管理団体や DNS を世界中で維持している仕組みがなければ、ドメインなど単なる文字列情報にすぎない。それは商標でも同じことだ。同じ仕組みや手順あるいは基準に従うことで得る利益を、それぞれに見合った分だけ享受することを是とする人々の集団が維持されているという価値観が共有されていない限り、これはウェブのコンテンツについても世界中に流通させ続けることはできない。それゆえ、一国の政権が異なる価値観で判断すれば、北朝鮮や中国を始めとする国々のように、DNS の仕組み自体も一定の条件付きでフィルタリングしてしまう。よって、ドメインを「取得」していても、通信先の国でブロックされているなら、「ブロックされている」という事実、あるいはその事実に付随する何らかの政治的な含意を除けば、そのドメインがオンライン上でもつ価値はゼロであろう。というわけで、僕は markupdancing.net とか philsci.info といったドメインについて、とりあえず日本語の常識的で曖昧な語感としては「もっている」と表現することはあっても、「所有している」と言うのには躊躇したくなる。

それにしても、はじめてレジストラと契約したドメインである markupdancing.net の利用料金は、キャンペーンや何かの値引きが全くない状況での更新費用でも1年間分で 1,000 円を下回っていたのだが、いまでは 1,280 円となっている。おおよそ、3割ていどは料金が上がっている。もちろん、物価に連動して価格が変わるのは当然だし、そうでない方がおかしい。いくら「企業努力」だと言われても、料金を維持したままでも赤字じゃないなら、それまでいくらの粗利があったのかと逆に訝られよう。

ウェブサイトを維持するために必要なコストとしては、もちろん自宅のパソコンの購入費(買い替え費用)とかネットワーク通信料金も一部は考慮しておくべきだが、これらは自分のサイトを持っていなくてもインターネット接続を利用していれば支出するので、主にサーバの利用料金とドメインの運用料金だけを考えよう。すると、僕の場合はヘテムル(レンタルサーバ)の利用料金とドメイン5つで、年間に 26,640 円となる。個人の趣味としては、月額に直せばちょうど 2,220 円だから(お金に関する限り、僕にとって「ちょうど」とは、端数が出ずに実生活で運用できる金額を意味する。そもそも 0.876 円などと言っても、どうやって相手とやりとりするというのか)、俗に「オタク係数」と呼ばれるような月収に占める割合を計算してみても 0.524 % である。いまのところ、大したことはない。

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